ハイイールド債危機はリーマンショックと同じなのか?

By: Jess

ハイイールド債というのは、聞きなれない方も多いと思います。この債券は別名ジャンク債とも呼ばれ、これを日本語訳をすればゴミ箱という意味になります。

ゴミ箱というと、投資をしてはいけない株式や債券、通貨になると感じる方も多いと思いますが、1980年代にドレクセルというアメリカの投資銀行が有名企業の大規模の株券や債券を利廻りが低いことを理由にジャンク債商売を始めてからは一慨にはゴミ箱といえないような状況になります。

株式でいえば、名前はある程度通って、規模も大きいからつぶれる可能性は低い、日本でいえば小売業みたいなところでしょうか、そういう株式、債券を発行してその配当や金利が低い会社のことも指します。日本の債券もつぶれる可能性は現在のところありませんが国債の金利をみればジャンク債と言っても過言ではありません。つまり、何を基準にジャンク債という明確な結論はないのです。

ただし、明確にジャンク債と言われるのは、S&Pやフィッチなどのような格付け会社が投資不適格債券、株券に指定した場合は明らかにジャンク債、ハイイールド債になります。投資に不適格な金融商品になりますので、その金利が高いのが通常になりますので、ハイイールド債とも呼ぶわけになります。

さて、今回はブラジル債券が格付け会社によって、投資不適格と認定されました。これは、金融業界の人間にとっては何れそうなると考えていたことで別に驚きもありませんでしたし、そのほのジャンク債にカテゴライズされる債券も今後もっと悪くなるのは当たり前の話です。

なぜかといえば、世界の基軸通貨ドルが利上げをしたのですから国債や債券を発行している国や企業は通常の場合、ドルで借金をしていますので利上げによって借金総額が上昇するから財務が悪化するのは当然です。

問題は今回のハイイールド債危機がリーマンショックの構図と一緒なのです。リーマンショックは住宅ローンを返せる人と返さない人を一緒のパッケージとして証券化してそれを最高格付けの債券として格付け会社もグルで投資家向けに販売したことからの危機です。今回のハイイールド債危機もいい借金と悪い借金をいっしょくたにして投資家に向けて販売をしたのでこれを発端にまた信用危機が再来するのではないか、という話になります。

ですから、アメリカの利上げによってジャンク債はより一層価格が下がり、金利は上昇するということが起こります。つまり、借金の返済が厳しい会社や国家は厳しくなる、特に新興国中心にということになります。しかしそのハイイールド債のパッケージの中身がよくわからないということが今回の問題になります。もちろん、今回の危機に際して格付け会社はジャンク債の格付けが不能なのでその正確なとことがわからないのが不気味ですね。FXにも無縁ではないので書き記しました。